仙台市青葉区上杉にある『体験学校 学心舎』は、体験を通して生きる力を育てる事を目的としています。

  • 「好奇心」と「有用性」が人を育てる

    2016年6月15日

    私の好きな番組がいくつかあり、録画して観ています。その中にEテレの「100分で名著」という番組があります。
    100分で名著とは…
    一度は読みたいと思いながらも、手に取ることをためらってしまったり、途中で挫折してしまった古今東西の“名著”。
    この番組では難解な1冊の名著を、25分×4回、つまり100分で読み解いていきます。(HPより)

    6月の名著は、ルソーの教育小説「エミール」。エミールという男の子とその家庭教師の物語です。
    その中でエミール少年は自らの体験の中で「初歩の道徳感覚」や「天文学や地理学の有用性」を学んでいく。ルソーは少年期(6歳~15歳)は「好奇心」と「有用性」が人を育てるといっています。

    自らの体験から「初歩の道徳感覚」や「天文学や地理学の有用性」を学んでいく。それはお仕着せの知識ではなく、エミールが自ら掴みとっていく生きた知識である。第二回では、自然や事物にのっとった教育によって育っていくエミールの姿を通して、他者に惑わされることなく、自分だけの力で推論、判断し行動していく自律した主体になるために必要なものは何かを考えていく。(HPより)

    ルソーが少年期に大事にしていることは「お仕着せの知識ではなく、エミールが自ら掴みとっていく生きた知識」
    ルソーの教育論が全て同感とはいきませんが、「体験」ということには納得で、そのことは学心舎が大事にしている『体験から学ぶ』という事と同じです。
    そして、私たちはこどもたちに様々な体験から好奇心を引き出し、主体的に学ぶことを体感してもらうようカリキュラムを考えていますので、このことは間違っていないんだと改めて確認すると共に、自信をもって体験型学習を行っていきたいと思います。
    100分で名著「エミール」はあと2回あるので、楽しみです^^。
    ブログ水曜担当:湯澤

    ご興味のある方は↓Eテレ100分で名著HP↓
    http://www.nhk.or.jp/meicho/famousbook/55_emile/index.html#box02
    毎週月曜日/午後10:25~10:50 <再>水曜日/午前5:30~5:55、午後0:00~0:25

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